きものという農業

きものという農業-大地からきものを作る人たち-

三五館 2007年
税込 1,620円

第一章 養蚕は皇室がささえている
第二章 植物力を生かしたきものづくり
第三章 季節がつなぐきものと自然
第四章 蚕と稲が育てた日本の農業きものは素晴らしいと誰もがいう。
しかしその陰にいる、
自然と融合しながら
きものをつくる人たちのことを
理解することによって、
きものと私たちはもっと
寄りそえるのではないかと思う。
「きものを着る日本人が、
きものをつくらない、縫わない、
となれば、
私たちはきものを着る必要はない。
日本の〝衣〟とはいえないから」
きものから多くのことを学びつつ
ある私としては、
そういう状況は正しくない、と考え、
なんとかしなければ―
と思案する。

天と地の恩恵を忘れたとき、きものが消える。
絹は蚕がつくる繭の糸。
麻はアサの茎から
とる繊維。綿は、ワタの実・コットンボール。光りの色、土の匂い、植物の力。
そして、人の手と知恵。

すべてそろって、
きものが生まれる。

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